初めてでもできた!ゾンビメイク講座

お手軽な仮装として話題の特殊メイク。しかし、技術がないと上手にできないんじゃないでしょうか?そこで、本を片手にゾンビメイクに初挑戦した様子を記録しておきます!

注意
※本記事は、2014年10月29日に投稿した内容に追記しています。かなり本気のゾンビメイクなので、グロテスクが苦手な方はご注意ください。

ゾンビメイクは、初めてでもできる!

最終的な仕上がりイメージ

初心者でもなかなかそれっぽくできました!所要時間は試行錯誤タイム込みで30分ほど。6時間ほどキープしていましたが、大きな崩れも痒みかぶれもありませんでした。

仕事の関係で、ハロウィンにむけてゾンビメイクを勉強することになりました。とはいえ特殊メイクなんて経験がなく、それ以上に極度の敏感肌なので顔料アレルギーが心配に。
今回は、できるだけ肌に負担をかけない方法を試行錯誤してみました。

注意
※医療の専門家ではないので、あくまで個人の体験記です。皮膚に異常が表れた場合は即皮膚科へ!痒くなくてもできるだけ短い時間でメイクを落とすのがおすすめです。

今回の材料

特殊メイク用の道具といつも使っているコスメ類

  • ニベアのハンドクリーム(使い慣れたもの)
  • リキッドファンデーション(こちらも使い慣れたもの)
  • かつら用接着剤(つけまつげ用接着剤でも代用可)
  • メイクアップワックス ブラウン系(パテ?)
  • ドーラン(白、ベージュ、赤、えんじ、黒の4色)
  • ダイソーの血のり

ほとんど東急ハンズと100円ショップで揃います。あとは普段使っているファンデーションとハンドクリーム。
この中で一番お値段が張るのはワックスなんですが、ボリュームのある傷やケロイドを作らないなら不要です。ワックスと普段使いの化粧品を除けば、2,000円あれば揃います。

かゆくならないコツは「皮膚に異物を触れさせない」

かゆくならない特殊メイクのコツは「絵の具が肌に直接触れないようにすること」「極力使い慣れているコスメを使うこと」だと、実際にやってみて思いました。ベースは普段のメイクと変わりません。

※人によってはかぶれやかゆみが出る場合があります。コンディションの良くないときにはおすすめできません。ご了承ください。

ゾンビメイクの作り方

1. 保湿クリームでコーティング

使い慣れた保湿クリームやハンドクリームをメイクする箇所全体に塗ります。今回はニベアの青缶を使いました。

自然な肌色の場合はここでワックス盛りに移りますが、白塗りをする場合はこの時点でファンデーションで下地を作ってください。

2. ワックスで傷の土台を作る

傷の土台を作ります

傷の土台になる皮膚をワックスで作ります。今回使ったワックスは油粘土のような素材なので、1日程度なら固まることはありません。

この時点では皮膚と無理になじませません。

3. 下地の接着剤を塗る

ワックスを肌に接着するためのカツラ用のりを塗る

下地になるかつら用接着剤を塗ります。
後で傷のベースになるワックスをくっつける糊の役割を果たすものなんですが、これを塗っておくことでメイクをべりっと剥がせるようになります。乾くとゴム状になります。少し厚めに、均一に塗り広げるときれいに仕上がりました。

※糊だけでも多少は高さが出るので、ちょっとした傷メイクならこれだけでも十分です。

4. 肌とワックスをなじませる

ファンデーションで肌に馴染ませる

傷の形に成形したワックスを貼り付け、綿棒や爪楊枝でワックスと肌の境目をなじませます。ワックスの端を爪楊枝で外側から潰すようにすると自然なかたちになりました。次に、接着剤が乾くのを待って、メイクに取り掛かります。ドライヤーや扇風機を使うと早く乾きます。

最初にワックスを盛ってから貼り付け、接着剤が乾いたあとに爪楊枝などで傷をつけるのがカンタンです。

5. 全体の肌色を整える

次に、ワックスと肌の色を合わせます。今回は使い慣れたリキッドファンデーションで全体を馴染ませました。白塗りをする場合は、この時点で白い顔料を使いましょう。ここで接着剤がテカる場合はパウダーのドーランやファンデーションをはたきます。

6. ドーランで色をつけていく

綿棒を使ってドーランを塗ります

全体の肌色が整ったら、傷の中身に黒か濃い赤のドーランを入れます。これで傷が深く見えます。重症っぽいですね。

傷の周りだけでなく、手の甲全体にアザ風メイク

つぎに、傷の端から皮膚にグラデーションを入れていきます。筆で塗るよりも、綿棒でぽんぽん叩きながら馴染ませた方がそれらしくなりました。傷以外のところにぽんぽんしても、ゾンビの死斑風になりますね。今回は使いませんでしたが、緑色もカビっぽくていいかも。

7. ちょっと大げさにしましょう

ちょっと大げさなくらいの方が遠目に見てもわかりやすい!

近くで見たら迫力があったんですが、少し地味だったのでダイソーの血糊を盛りました。リアルさよりも派手さをとったほうが仮装らしくなります。

血糊を整えて完成です!

顔にメイクをするときのコツ

結局ゾンビメイクというよりは傷メイクになってしまいました…。
ゾンビメイク経験者の方曰く、顔に施す場合は表情筋に沿うと長時間経ってもヨレないそうです。接着剤が固まると剥がれやすくなるので、口のそばや手首などのよく動く場所にメイクする場合は要注意。

追記・顔にゾンビメイクしてみました

頬にゾンビメイクをして見ました。痛々しい仕上がり。

頬や額など、ある程度平らで面積があるところがおすすめです。
唇のそばに口裂けメイクをする場合は多少ヨレやすくなるみたいです。(目のそばは、眼球にパテなどが入ると怖かったので今回はやめました)

今回は大人数にメイクをする予定だったのでワックスも大きめの箱を買いましたが、パーティーに使うだけなら取っつきやすいお値段のものもあるようです。